元中学校の体育教師の腰塚勇人さんがいます。
彼はスキー事故で一時は下半身不随となりましたが、
不屈の精神と懸命のリハビリにより回復して、
現在は、全国で命の大切さを講演しておられます。
その腰塚さんの「腰ちゃん通信『幸縁89』」から紹介します。
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腰塚勇人さんの師匠と言ってもいいくらいの人に岩手県北上市の
木村利光校長先生がいらっしゃいました。昨年なくなられましたが。
その先生がまとめられた冊子に書いてある文章が素晴らしいということで紹介しています。

問題のある学校が健全な学校。
問題のない学校なんてないとおもいます。
困難・災難・非難があるのがあたり前。
「難」が無いのが「無難」。
しかし、学校に無難な日が一年でどれくらいあるでしょう。
 それは仕事も人生も同じでは。
難があるからこそ、無難な日々が「有り難い」。
そして、その難を乗り越えるからこそ成長があり、
有り難い学校、人生になるのだと思います。

 ですから大切なことは、どの道を選ぶかより、
選んだ道から出てくる問題をどう乗り越える努力をし続けたか。

多くの人は問題が出てくると「選んだ道が間違っていた」
と後悔し、道を変えようとします。
 問題がない道が正しい道ではありませんし、
選んだ道に正しいも間違いもありません。
人間は不完全です。
不完全な人間、自分が行うのだからこそ、どの道を歩んでも問題は必ず起こるのです。

大事なことは、その問題から逃げないこと。
問題がある家庭・会社・学校が成長するのです。
問題のある学校・会社が健全なのです。

 
その問題を乗り越えるための努力を続けられるかどうか。
そのための仲間がいるかどうかです。

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私もいろいろな問題から逃げずに頑張ります。
自分が選んだ道ですから。