令和元年度 第2学期 校内研究授業が、10月30日(水)6限目の時間帯で行われました。
研究授業の対象クラスは、矢田分校1年L組男子10名と女子10名の計20名で、科目は化学基礎でした。

この研究授業は、校内の教員の資質能力の向上を図る場として、年に2回計画されています。矢田分校の教員だけではなく、今治明徳高校と今治明徳中学校の先生方が授業参観に来られ、双方の教員のスキルアップの場や自分の指導方法などを振り返ることができる場となっています。
また、今回は新学習指導要領を見据え、主体的で対話的な学び、いわゆるアクティブラーニングを取り入れた授業展開を課題の一つに挙げ、指導計画がなされました。

授業前。生徒の表情は非常にこわばっており、先生方が一人、また一人・・・と教室内に入る度に教室内の緊張感は増していき、始まる前に緊張感はMAXに。このままで普段どおり授業が始まっても大丈夫なのだろうか?と見ている方が心配になるくらいでした。
授業が始まってからも張り詰めた空気が漂い、そういえば、入学直後の生徒達もこんな感じだったなぁとしみじみと思い出にふけっていると、気づけば授業はすでに中盤へ・・・。するとここでアクティブラーニングの一つである「ペアワーク」の登場です。二人一組となり、教員が授業中に出てきた単語をお題として出し、一方の生徒が、そのお題に対する答えを制限時間内に考え、もう一方に説明するというものでした。さらに、説明された方は、その説明を聞いて、その答えで十分説明されているのか、不足しているところはないのか。など説明される方も自分の中にお題の答えを持つ必要があるようで、説明をする方もされる方も、戸惑いの表情。苦戦はしたものの何とか自分の言葉で説明をしている様子でした。

授業の終わりを告げるチャイムがなると同時に、生徒の表情が明るくなり、緊張が溶けたんだろうなと感じました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。

この研究授業で出てきたペアワークは、座学中心となる授業でもすぐにでも取り入れる事ができるアクティブラーニングの一つだそうです。この時間が、教員の資質能力の向上に繋がり、さらには生徒の成長に繋がればと考えています。お疲れ様でした。