節分とは、読んで字のごとく、「季節を分ける」という意味です。節分とは、各季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前日ことをいいます。

季節の変わり目には、邪気が入り込むと昔の人は考えたため、それを追い払う行事を行いました。
昔の日本では、春は一年の始まりとされ、特に大切にされました。江戸時代以降は、節分と言えば、特に立春の前日を指すようになりました。

旧暦では、立春が新年の初めの日、その前日は今でいう大晦日に当たります。一年の最後の日に、邪気を追い払い、良い新年を迎えるための準備の日という意味がありました。

節分は立春の前日ですが、「節分はいつ?」に対する答えを、2月3日と答える人が多いのではないでしょうか。残念ながら、その答えは間違いです。確かに、ここ10年以上、ずっと2月3日でしたが、年によれば、2月2日になったり2月4日になったりすることもあります。