雨の日には 雨の中を 風の日には 風の中を
(相田 みつを)

愛媛県下の小学・中学・高校生のみなさんは4日から臨時休校になりましたか。
この大変な状況の中、一日一日を皆さんがどう過ごすべきかを考えてなければなりません。
今の状況はどの学校の生徒も同じです。どんなに文句を言っても始まりません。

古代から先人たちは、雨が降らないときは、外で農作業をして、
雨が降るときは、家内で作業をしたり、書物を読んだりしました。
[それを、晴耕雨読(せいこううどく)といいます。] 雨を嫌がる人もたくさんいますが、雨のおかげで飲料水が確保されたり、農作物の水遣りにも使われています。

結局、人は大自然の現象と対決しても始まらないので、全てを受け入れて生活してきたのです。
どんなに大災害に遭おうとも、そこから立ち上がって、再び歩き始めたのです。

雨の日には、雨を、そのまま全面的に受け入れて、雨の中を雨と共に生きる。
風の日には、風の中を、風といっしょに生きてゆく。

皆さんも、今の状況をしっかりと受け止めて、学校へ行かなくてラッキーなんて思わずに、
「今できる事、今だからできる事」をしっかりとこなしていきましょう。

一番大切なことをお知らせします。
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保護者の方も家にいないであろう今こそ、
自分がしっかりとして行動しなければならないということ。
家では保護者も先生もいません。
何をしようと誰からも何も言われないのです。
だからこそ、自分の性根が試されます。

大人になったら、「自分で考えて、行動して、責任を取る。」
全ては自分の責任になるのです。
そのために、今は少しずつ「自立」できるようになるため努力するのです。

高校生になって伸びるのは「自分で考えて、行動する」生徒です。
いつまでも保護者や先生に命令されたりしないとやらない生徒や、
怒られたり、罰を与えられないとやらない生徒は成績も絶対伸びません。

今、この状況が試されているのです。
自分の力で考えて、工夫して頑張りましょう。

大丈夫、君たちはできる!!