「建国記念の日」と「建国記念日」の違いについて

建国記念の日は、国家の基礎が確立したことを祝う日として、1966年に制定された祝日の1つです。国民の祝日に関する法律(祝日法)では、「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを趣旨としています。

今では、「建国記念の日」という名称で定着していますが、もう1つ「建国記念日」という名前があります。記念日ではなく、記念の日という名称がつけられているのには理由があります。建国記念の日は、神武天皇の即位を祝う日「紀元節」が名称を変化させてできたものとされています。

しかし、建国記念の日を制定するにあたって、神武天皇が実在するかも定かではなく、日本という国がいつ建国されたのか、明確な資料はまだ見つかっていません。日本の建国は、古事記や日本書紀の神話から伝えられたものです。