1885年の7月6日、フランスの細菌学者のルイ・パスツール(1822~1895年)が開発した狂犬病ワクチンが少年に接種された。記念日は、ワクチンの大切さを多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

ワクチン(独:Vakzin、英:vaccine)とは、感染症の予防に用いる医薬品で、病原体から作られた無毒化あるいは弱毒カ化された抗原を投与することで、体内に病原体に対する抗体の産生を促し、感染症に対する免疫を獲得させる。

パスツールは、感染症にかからないようにするためにワクチンによる予防接種という方法を開発し、狂犬病や炭疽菌、ニワトリコレラなどのワクチンを発明した。同じ時代に生きたドイツのロベルト・コッホ(1843~1910年)とともに「近代細菌学の開祖」と呼ばれている。